着物から小物まで『格』があります。
素材や模様、柄の置き方などによって格付けされています。
普段、着物に馴染みのない方からすると
難しいように聞こえますが、
要は着物を着る時のルールの指標となり、
礼を表現するもの。
TPO,同席されるお相手、自身の立場により
自分の着物を選ぶ指標となるのです。
「なんか、めんどくさい…」と思いがちですが、
相手の気持ちを大事にして行動する思いやりの心です。
結婚式で花嫁さんに配慮して
白い服を避けるのと同じ。
自分さえよければという考えは
あまり美しいものとは言えません。
相手が求めているもの、喜んでもらえるものを
想像して察し、それを差し出す思いやりの心です。
着物の格は「思いやりの心」を教えてくれます。